6月20日(金)、飯田市赤十字奉仕団関口委員長と島岡副委員長、大萬(株)の小林様を講師に迎え、鼎公民館にて鼎分団の炊き出しを行いました。
始めに、災害時の炊き出しを想定して人員点呼を訓練しました。
奉仕団活動の基本は、自分の命を守ることにあります。有事の際、自分と仲間の安全確保のために人員点呼は欠かせません。
次に、大萬(株)小林様からガス器具の安全な扱い方を教えていただきました。
少し前のものに比べ、ガスホースの取り付けなど簡単便利になりましたが、普段なかなかやる機会のないガスボンベから五升釜やコンロへの接続は難しいものです。出席者全員が真剣に聞きました。
そして、いよいよ炊き出しスタートです。
今回のメニューは、おむすび・卵焼き(高密度ポリエチレン製調理袋で調理)・味噌汁です。
まずは、正副委員長から有事の際の節水を基本とした米の研ぎ方を学び、全員が実際にやってみました。
大ざるにある2升の米を片側から両手で少しずつ、優しくスリスリして洗いました。
また、感染症や食中毒防止のため、煮沸消毒や酢水を使うことなどを学びました。
ご飯が炊きあがると、湯飲み茶碗にご飯をよそう人、梅干をのせる人、優しく握る人、2個並べて包む人など、スピーディーな分担作業でおむすびを仕上げていきました。
年に1回だけの炊き出し講習会、覚えることがたくさんあって緊張しましたが、今年度はコロナ禍後初めて会食もでき、出席者全員が笑顔で訓練を振り返りながら3品を食すことができました。
同日開催された鼎地区まちづくり委員会の会長をはじめ、役員のみなさまにもおむすびと卵焼きを届け、防災や炊き出し訓練への協力をお願いすることができました。
8月31日(日)には、防災訓練が行われます。
昨年度は、台風の影響で炊き出し訓練が実施できない地区も多くありましたが、今年度は全地区で炊き出しが実施されることを願っています。
鼎公民館の座布団カバー洗濯・カバー掛けを行いました。
今年度も、炊き出し訓練の後鼎公民館の3階・4階の和室の座布団カバーを外して持ち帰り、洗濯をしてカバーを掛けました。
鼎地区の皆さまに、気持ちよく使っていただけたら嬉しいです。